株式会社ITJapan ブログ 年齢を重ねたベテラン

年齢を重ねたベテラン

ITJapan Co.,Ltd. CEO Tadanobu Kinoshita

2006/01/23 17:28 - www.itj.jp

一般的に言われている事が、事実と反するというのはよくある事だ。
私はこのITソフトウェア業界で一番間違っている概念は、「プログラマは若ければ若いほど良い」だと思う。年齢は重視するファクターの一番最後で良い。

もちろん若いという事を否定するものではない。若ければ覚えも早いし、体力的にも徹夜がきくだろうから、仕事も速いのだろう。

だが、やはりこの業界も一般の業界と同じで、人と人の繋がりや思いやり、優しさを重視する人間、そして勤勉な人間が結果的には輝いている。そしてそれは、若いというだけでは無理で、そこにもって生まれた資質と「人生経験」が加わらないと無理になってくる。…例えば、16歳で、とある素数計算プログラムを組ませたら世界で屈指のレベルのプログラマーの少年がいたとしよう。だがそのプログラマーが顧客とコミュニケーションをとって実のあるプログラムを制作できるかと言ったら、それはまた別の話だ。

ならばそんな16歳よりは、人あたりが良くて、物事の合理・不合理をきちんと整理してお客様と向き合えて、開発していける35歳の方が、きっと素晴らしい。

要はいくつになっても前を向いて、頑張ろうと思っている人の方が、ただ若いだけの人間よりも遥かに上だという事だ。こんな当たり前の事をわざわざ言わなくても良いと思うのだが、なぜか世の中にはそんな風潮があるので、言える人間はどんどん言おうと思ったのが今回のコラムのきっかけだ。

現に今、この世に存在しているアプリケーションソフトやデータベース製品は、驚くほど高齢の方々が現場で指揮をとって開発している。50歳、60歳もザラにいる。知力は体力ほど如実に衰えないから、その気さえあれば60歳でも現役でいる事は可能だろう。

私は前項でプログラマーは最高の職業だと述べた。そう、60歳になった人間が現場の第一線で働ける可能性を秘めている職業が、素晴らしくないワケがない。コンピュータのない時代にはほとんど存在しないのでは…おっと、人間国宝とか、そういった方々の中にはおられるか…。

なので、今プログラマーとして働いている人は、どうか希望を持って欲しい。この先どんな時代になっても、どんなに年をとっても、プログラマーは弊社が存在する限り存在し続ける。どこか他をクビになった方がいたら是非弊社にお越し頂きたい。その経験は、何者にも代え難いものであるのだから(新しい言語を習得する気概とかは持っていて欲しい)。

継続は力なり。毎日少しずつ努力して、最高のプログラマーを目指していって欲しいものである。