脳を鍛える大人のDSトレーニング

ITJapan Co.,Ltd. CEO Tadanobu Kinoshita

2006/02/28 08:33 - www.itj.jp

全然IT関係ないじゃん!…というツッコミはご勘弁を。久しくゲームで遊ばなかった私が最近唯一毎日欠かさず遊んで?いるのがタイトルにある正式名称「東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング」(以下「脳を鍛える」)である。ハードウェアはニンテンドーDSで希望小売価格は2,800円だ。

このゲームの出来の良さは今さら私が語る部分は少ないが、やはり学生時代の勉強していた頃の懐かしさがよみがえる部分が個人的には良いと思う。

いくつかメニューがある「計算」「瞬間記憶」「文字数え」「時間計測」「文章音読」…まだあるのだが、それにしても自分の脳の苦手分野や得意分野が分かるのがこれほど楽しいとは思わなかった。特に瞬間記憶などは、忘れてしまう部分が影のようになっていくという脳の動きをかいま見られてとても楽しい。

あまり周りに比較する対象がいないので、私の現在の記録を掲載してみよう。

計算20…9秒。
計算100…「難しい」で53秒。
名作音読は客観的な評価が難しいため省く。
瞬間記憶…71点。
文字数え…43秒。
人数数え…「難しい」の5点が最高9日間連続。
三角暗算…「難しい」で37秒。
時間計測…22秒。
音声計算…42秒。
以上になる。まだまだ甘い…というお方がいたら、記録を→ まで教えて頂きたい。

計算問題に限らず、その日の問題の難易度で結果はわりと変わる。計算問題なら、答えが1桁のものが連続で大量に出た場合は書きやすいので速度は上がり、逆に81とか63とか2桁の答えが連続で大量にある場合は相対的に遅くなる気がする。また私の場合、「9+6」 と「9+4」が苦手なようだ。15か13かで迷ってしまう。「やっててよかった」公文式で小学生で微積分をやっていたのにこんな足し算が苦手とは嘆かわしい…。 また答えが同じ問題が連続で2問続くと2問目は微妙に答えるのが遅れている。「瞬間記憶」は私の場合、例えば最小の数字が1で次に小さい数が5とか6とかで「とんでいる幅が大きい」場合に記憶率が悪くなる気がした。あと 私は10以上の数は脳から消えるのが早い気がする。 よって10近辺の数をよく見ておくと正解率が上がった。「文字数え」はなぜか最初から得意で 評価ロケット級以下になった事がない。本や新聞、雑誌を日頃からよく読むせいだろうか。

「人数数え」は家の中にいる人数が「1人」になった瞬間に難易度が下がる気がする。逆に4人前後の場合に、次の動作が複雑になる傾向がある気がする。 何日間連続で5点が取れるかとすると意外と難しい。「三角暗算」も問題の質に左右される。マイナスが多数絡んだり私の苦手な「9+」系が加わると成績が落ちる。 私の場合右側の計算を最後まで解いておくと正解率が上がるのを発見した。

「時間計測」は個人的に一番面白かった。実は最初、最悪の成績だった。自動車級?だった。だが日に日にコツが分かってきてぐんぐん成績が伸びてきた。また、 「攻略法(ゲームっぽい)」がある唯一のメニューだと思う。それが何かは私に直接聞いて欲しい。だから現在24秒だが、もっと上げられる可能性はあると思っている。また、攻略法があるゆえに下層のメニューになっているのかな?と思うがそれは考えすぎ だろう…。最後の「音声計算」はコンピュータによる声の聞き取りに成績が左右されるので、これはそういった理由で最後のメニューなのだろう。

このソフトを通じて言えるのは、手書き文字認識と音声認識の出来の良さがキモとなるこういったゲームで、手書き文字認識は認識率が極めて高く、音声認識の認識率は通常よりも高いというレベルにまとめている事だ。

手書き文字の認識率は驚異だと思う。もちろん数字だけと言われてしまえばそれまでなのだが、今後ニンテンドーDSにブラウザが搭載された時、もしかしたらブラウザの在り方をある部分では変えてしまうかもしれないと思う。
音声認識はもちろん高いレベルにあると思うが、どうなのだろう。「音声計算」のメニューでは、結構補正が入っている気がした。一度「どうも声と機械の相性が悪いみたいですね…」というメッセージが出てから、ある程度違う発音でも答えが○になっている気がする(答えが5の場合、実際に発音したのが0でも正解になってしまう)。 ただ、日によって結構変わるので修正はないかもしれないが。

総じて、昔から思っていたが、任天堂のソフトウェアは凄いと思う。このひと言だ。IT業界でお客様に製品を提供する場合、任天堂のようなクオリティでお届け出来たら、といつも考えている。お客様が望んでおられる事と、こちら側のプロの視点から見える事がうまくバランスが取れていたら、それは最高の結果になるのではないかという事だ。

技術力が高まってくると、どうしても提案が押しつけがましくなってくるし、かといってお客様の言う事をすべて反映させてもその結果が良いか悪いかはまた別問題だ。

バランスを取る作業が一番大切で、そこに労力を惜しみなくつぎこむ、いつもそういう姿勢でありたい。